従来は、次のような制約がありました。
✔ 最新の投稿が常に一番上に表示される
✔ 投稿の順番を変更できない
✔ フィードのトーン&マナーを揃えるために削除→再投稿するケースが発生
✔ 上部固定(ピン留め)機能は最大3件まで
最近、Instagramが新機能「グリッド並び替え(Grid Reordering)」を導入し、クリエイターやブランドアカウントの運用担当者から注目を集めています。これまでプロフィールのフィードは投稿した順番でしか並ばなかったため、狙った位置にコンテンツを配置するのが難しかったのです。
特にフィードのトーン&マナーを維持したり、ブランドイメージを管理したりしているアカウントでは、投稿を削除してから再投稿する方法まで使うケースもありました。
しかし、Instagramのグリッド並び替え機能を使えば、既存の投稿を削除することなく、好きな位置へ自由に移動できるようになりました。
この記事では、Instagramのグリッド並び替え機能とは何か、従来の仕組みと何が違うのか、そしてブランドアカウントでどう活用すべきかを詳しく見ていきます。
これまでInstagramのプロフィールは、投稿した順番どおりにフィードが構成される仕組みでした。最新の投稿が一番上に表示され、時間が経つほど下へ押し下げられていく方式です。
この構造では、プロフィールを思いどおりに整えるには明らかな限界がありました。
💡
従来は、次のような制約がありました。
✔ 最新の投稿が常に一番上に表示される
✔ 投稿の順番を変更できない
✔ フィードのトーン&マナーを揃えるために削除→再投稿するケースが発生
✔ 上部固定(ピン留め)機能は最大3件まで
たとえば、ブランド紹介の投稿を常に一番上に表示したい、反応の良かった投稿を再び前面に出したいと思っても、現実的には簡単ではありませんでした。
結局、投稿を作り直すか、既存のコンテンツを削除して再投稿するしかなく、その過程で「いいね」やコメント、保存などの蓄積データを手放さざるを得ないケースも少なくありませんでした。
しかし、今回の機能追加で状況は大きく変わりました。
今ではプロフィール編集メニューから好きな投稿を自由に移動でき、削除や再投稿をしなくてもフィードを組み直せます。
つまり、単に投稿を時系列で積み上げていく場所から、目的に合わせてプロフィールを設計できる構造へと進化したのです。
特にブランドを代表するコンテンツを上部に配置したり、成果の良い投稿を狙った位置に移動させたりと、これまでよりはるかに戦略的なプロフィール運用が可能になった点が、最大の変化と言えるでしょう。
この機能は、一般ユーザーよりもブランドアカウントやクリエイターアカウントで、より活用度が高いと期待されています。
プロフィールは、ブランドの第一印象を決める場所です。
ユーザーがアカウントを初めて訪れたときに最初に目にするコンテンツを戦略的に配置すれば、ブランドを理解してもらうスピードを高められます。
たとえば
✔ ブランド紹介
✔ 主力商品・サービス
✔ 代表コンテンツ
✔ お客様の声
などを上部に配置すれば、初めて訪れたユーザーもアカウントの性格をすぐに把握できます。
以前は新しい投稿が追加されるたびに紹介コンテンツが下へ押し下げられていましたが、今では好きな位置に戻して、重要なコンテンツを常に上部に保てます。
再生回数や保存、シェアが多く発生したコンテンツは、すでにユーザーの反応が実証された投稿です。
こうしたコンテンツをプロフィール上部に移動させれば、新しく訪れたユーザーも最初に代表コンテンツを確認できます。
特に、次のようなコンテンツが効果的です。
✔ お客様の声
✔ バイラルコンテンツ
✔ 保存数の多い情報系コンテンツ
✔ ブランドの代表コンテンツ
一度良いコンテンツを作れば、時間が経っても使い続けられる点が、この機能の大きなメリットです。
季節やシーズンに合わせてプロフィールを再構成することも可能です。
たとえば、夏には夏関連のコンテンツを前面に配置し、年末にはイベントやシーズン商品を上部に移動させる、といった方法です。
新しい投稿を作り続けなくても、既存のコンテンツを並べ替えるだけでプロフィールの雰囲気を変えられるため、運用効率も高まります。
ブランドでは、新商品の発売やイベントの実施時に、関連コンテンツを真っ先に見せたい場合が多いものです。
この機能を使えば
✔ 新商品の紹介
✔ 新規イベント
✔ プロモーションコンテンツ
などを前面に移動し、終了したイベントや古いプロモーションコンテンツは下へ下げるといった形で、プロフィールを柔軟に管理できます。
つまり、プロフィールそのものを1つのマーケティングスペースとして運用できるようになったのです。
Instagramのグリッド並び替え機能は、ブランドアカウントに限らず、さまざまな分野で活用価値があります。
✅ 代表的な例がポートフォリオアカウントです。
デザイナー、フォトグラファー、映像制作者、マーケターのように自分の作品を見せる人は、代表プロジェクトを常に一番前に配置したい場合が多いでしょう。
この機能を使えば、新しい作品が追加されても、既存の代表ポートフォリオを望む位置に保ち続けられます。
✅ また、フィードデザインを管理するうえでもメリットがあります。
ブランドカラーや色味、レイアウト、コンテンツの配列などを状況に合わせて調整しながら、全体のトーン&マナーを維持するのが格段に楽になりました。
かつてのInstagramが単に投稿をアップロードするプラットフォームだったとすれば、これからはプロフィールそのものをブランドのホームページのように運用する方向へ変化していると言えるでしょう。
ブランドアカウントはもちろん、クリエイターもこのグリッド並び替え機能を積極的に活用すれば、訪問者により完成度の高い第一印象を届けられるはずです。
今後もInstagramはクリエイター向けの機能を着実に拡充していく可能性が高いため、こうした新機能を積極的に取り入れながら、プロフィールの運用戦略もあわせてアップグレードしてみることをおすすめします。